笠松宏有作品「裸婦と鏡と木馬たち」

長崎県・五島列島のまんなかに浮かぶ小さな美しい島、奈留島。世界遺産候補・江上天主堂の島。

この島に生まれた画家・笠松宏有(かさまつひろとも)の記念館は、
132年の歴史をもって閉校した「船廻小学校」の校舎を改修したものです。

奈留港で船を下りると、まず、爽やかな空気で深呼吸。
きらきら輝く湾や漁船を眺めながら、車で10分ほど行くと、記念館に到着します。

記念館のエントランスと1階は、小学校当時のまま。
かつての教室は、奈留島に移住した画家のアトリエや、市民の絵画教室として使われています。

笠松宏有記念館外観笠松宏有記念館建物内部2

2階に昇ると、記念館の入口です。

中に入ると、本格的な美術館の内装を施した、4つの展示室。
笠松宏有の初期から晩年までの作品が、順次入れ替えて展示されています。

静寂の中、椅子に腰掛けてゆっくり鑑賞できます。

絵画を鑑賞した後は、校庭に出てみるのもいいでしょう。
校庭の隅には、長さ16mの国内最大級の穴窯。
島に暮らす人たちの陶芸作品が、記念館の廊下に展示されています。
眼を閉じると、校庭を囲む山々から、小鳥たちのさえずりのサラウンド。

笠松宏有記念館建物内部3笠松宏有記念館4

記念館を出たら、奈留島ならではの楽しみなスポットも。
世界遺産の候補に指定された「江上天主堂」。

どこを見回しても360度絶景の「城岳展望台」
幾層もの岩が重なる景色の中で、地球の太古を体感する「千畳敷」ほかにもいろいろ。

奈留島は小さな島なので、どこへ行くにも車ですぐ。
湾に沿って海を眺めながらのドライブは最高です。
真珠養殖場でのアクセサリー作り体験や、大工さんの工房での木工細工体験も。

もちろん、新鮮なお魚の料理も!

そして、心のこもったおもてなし。

究極の「癒しの島」にある素敵な美術館、それが「笠松宏有記念館」です。

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